zatta

日常や感想等雑多に書き残す

2022下半期のまとめ~退職編~

10月に約10年働いた職場を退職しました。

私にしてはかなり重大なイベントだったので、記念に(記念に?)綴っておこうと思います。

 

どうして退職しようと思ったのか

退職については何年も前から悩んでいたことでした。私が働いていた職場はいわゆるお役所仕事(半官半民)で、お給金はそれなりにいいものの汎用性のあるスキルが身に付きにくく、また、将来なくなるであろう制度に関わっていたこともあり、このままでいいのかという葛藤が常にありました。

それから人間関係…というより直属の上司がパワハラ気質だったこともこの葛藤に拍車をかけていました。

具体的に退職をしよう!と決意したきっかけは後輩がうつになったことでした。

前述した直属の上司の当たりが強かったのと、BtoCの職というのもあり、クレーム処理などで精神を病んでしまったのでした。半官半民の仕事は公務員ほど守られてはいないし、民間ほど自由でもなくて、相談できる相手はいないし休職制度もありません。少人数で閉鎖的であるからこそ職場の異質さに慣れてしまい、精神を病んでいたことにある程度まで気づかなかったと後輩は言っていました。

そんな後輩の支えになれなかったことが悔しかったのと、それ以上に私も職場に慣れきってしまって追い詰められていることに気づいていなかったのではないかという思いでいっぱいになりました。

「おかしい」ことに慣れてしまって我慢するのが当たり前になってしまっていた、もちろん仕事なのでそういう面も含めての金払いだと思うのですが、私はこの職場しか知らなかったのではたしてこの「おかしい」ことへの自分のキャパシティはどうなのかと。とっくに超えていたのではないかと。

思い始めたらもう、仕事だからしかたないで済ませていたことがスルーできなくなっていきました。

それでも今までの私だったら我慢に我慢を重ねていたと思います。

今回退職を申し出ることができたのは、30歳を越えて新しいことを始めるには年齢的にもう最後のチャンスだと思ったこと(むしろもう遅いまである)。結婚の話がでていたので、県外に住むことを視野に入れていたこと(通勤の問題)。この二点があったので、決意することができました。

 

職場の反応

後輩がうつにより退職をするところだったので、正直職場にとってはめちゃくちゃに困っただろうなと思います。

ですが案外、引き留められることもなく(県外に住むため通勤が不可能という理由で退職を申し出ていました)退職することができました。

これがリモートワークできる職場だったり、違う理由だったりしたら引き留められたのかなあと思っています。電話応対の人柱(職場人数)がいてなんぼの仕事ですからね。

 

退職してから

結婚して同居を始めたり、運転免許を取得しにいったりしましたが、それらはまた別の記事に記すとして(免許の話は途中までしか記事にしてない笑)

主に精神面で非常に健やかに過ごせています。この記事を書いているのは2023年1月ですが、有給消化を挟んだので3か月仕事していない状況です。

早寝早起きができるようになったり、掃除、料理に時間を割けるようになったおかげで丁寧な生活ができているような気がします。

ジム通いをはじめたり、天気の良い日は公園を散歩してみたり、図書館にいって本を借りてきたり。大学を卒業してからこんなにゆっくりできたことがなかったので、何かを取り戻すように過ごしています。

でもそろそろ仕事をはじめないと周りについていけなそうで怖い気持ちもあり…

とりあえず資格の勉強と履歴書作成等からはじめていこうかなと思っています。

 

次の働き方について

正社員で働きたい気持ちがあるのですが、夫が転勤有で関東→関西がそこそこあるようなので、働き方については迷っています。

正直結婚するまでは別居婚でもいいじゃん~くらいに思っていたのですが、実際二人暮らしをしてみると生活費も家事コストも一人暮らしとくらべものにならないくらい良いです。あと一緒な家に帰れる人がいることも、帰宅後におかえりと言ってくれる人がいるのも、こんなに安心できるものだとは思わなかったので、できるだけ夫と一緒に暮らしていきたいです。

となると契約とか派遣など非正規の働き方も視野にいれないとなあと思っています。

出産を考えるならパートかなと思うけれど、まだその決心はできないし…もう32歳になるのにね…

それよりも何よりも金がないんですけどね…

 

 

おわり

31歳、教習所に通っています。

タイトル通りです。

高校や大学のときに取得するのが日本では一般的かと思いますが、その頃、車に乗ることが怖すぎた私は免許をとろうとも思っていませんでした。

進学した大学が車が運転できなくても困らない地域だったこと。就職しても変わらず運転が不要だったこと。

そのような要因もあり、ずっと教習所へ通うことを避けてきました。

運転をしないということがひいては世のため人のためだと思ってきましたが、20代後半くらいから一生車に乗らない「覚悟」が自分にはあるのか、と考え始め、乗らないと乗る覚悟の間でさまよい続けました。

この度退職をして有給休暇消化のために時間があったこと、今まで住んでいた土地から離れる決意をしたことにより、ようやっと、齢31にして教習所へ通うことを決めたのです。

 

運転めっちゃむずい。

教習所へ通いはじめて車をはじめて運転した感想です。

学科はまあ勉強して引っ掛けに気を付けることができれば簡単ですが、技能やばい。むずかしすぎる。

まずスピード出すことが怖い。

だっていつブレーキを踏めばカーブまでに減速できるかとか全然わかんないし、車の運転「感覚」が重視されすぎでは??

車体感覚という言葉をYouTubeのイメトレ動画で習いましたが、その感覚を掴むのに何回乗ればいいんだって話。

AT限定の免許をとろうとしているのですが、仮免の試験までに技能の授業時間はみきわめを入れても最短12時間。12回しか乗れないってマジ?

このブログをかいてる今現在私は技能の授業を10回消化しているのですが、正直全然ワカンナイ…

車体感覚がつかめていないからS字もクランクもめちゃくちゃ脱輪するし、(10回目の乗車にしてようやく脱輪せずに通れるようになりました…!)なによりハンドルをどれくらい回していけばいいかわからず、ハンドルに気を取られて合図忘れる…等一度にいろんなことをしなければならないので本当大変。これマジでみんなやってきたん?すごすぎん??免許もってる人、すごすぎる。

あとルートを覚えることができない。

道覚えてないとどの車線を通ればいいのかわからなくて判断が遅れる。怒られる。のループ。

めちゃくちゃルート勉強はしてるんです。地図なぞってみたり、グーグルマップの航空写真で教習所見てみたり。

何度も言いますがマジでみんなこれやってきたの??私ができなさすぎるというのもあって信じられない。すごすぎる…

 

学習能力の低下

つまり…そういうコト!?

っていう気持ち。やっぱり10代、20代のほうが覚えもいいよねえ…

学科は暗記の部分もあるので勉強面もそうですが、反射神経の衰えとか、感覚の掴み方とか、やっぱり若いうちのほうが早いと思う。(まあ私の場合は10代で通ったとしてもダメダメだったと思いますが…)

 

「意識」をすることの大切さ

自分がいかに意識をせずに助手席や後部座席に座っているだけだったのか実感しました。

だって道も車線も全然わからないんだもの。

運転してる人ってちゃんといろんなところ見て判断して走ってるんですね。親や友達恋人にいつも運転ありがとうの気持ち。そしていつも運転中に話しかけまくっててごめん。

 

運転、つらい。

自分のできなさを実感するので本当教習所こわいです。行きたくない…でも決めたのは自分…

あと教官こわい人多い。

通ってる教習所調べたら評価悪くて、その原因が教官の指導がパワハラすぎるみたいに書いてあってそれな、となった。

しかし社会人歴のおかげで理不尽に怒られることには慣れていたので若い子よりその点年の功がきいているかなと。

最近の子(おばさん仕草…)は怒られなれていないっていうことをよくきくので、教習所結構つらいんじゃないかなあ。そして親からクレーム入ったりして教習所の人たちも大変だろうな…と思ってしまう。

文脈から外れるが、教習所の教官たち、マジで危険な仕事だと思うんだけど(もちろん慣れてない人が運転する車に乗らなきゃいけないこともそうだし、免停とかで教習受けに来る危険運転する人たちも見なきゃいけないし…)お給金はおいくらまんえんくらいなんだろう…わりにあう給料でいてほしい。

 

当面の目標

1.脱輪しない

2.ルートを覚える

3.合図を忘れない

 

 

とりあえず仮免の試験受かるようにがんばるぞ。

 

 

 

読んだ本たち

前回から完全に3日坊主になってしまったけど最近読んだ本の感想などしたためます。

 

愚かな薔薇/恩田陸

夏が近づく季節、母方の故郷・磐座を訪れた奈智。十四歳になると参加することになる二か月に及ぶ長期キャンプは、「虚ろ舟乗り」の適性を見極めるためのものだった。キャンプの本当の目的を知らないまま参加した奈智は、磐座の地や両親の死にまつわる因縁、謎めいた人物たちに翻弄されていく……。恩田陸が放つ、吸血鬼小説の新機軸! SF長編。

Amazonサイトよりあらすじを引用。

SFらしい。

あまりSFのことに造詣が深いわけではないので、はっきりとは言えないけどSFと呼ぶにはファンタジーすぎる気がする。というよりいつもの恩田陸少女小説!という感じ。私は恩田陸の美少女主人公小説が好きなのでとても楽しく読めたけど、SFを期待すると肩透かしを食らいそうな内容でした。

思春期のある種の潔癖さが超~~~具体的に描写されていてよかった。ファンタジーと現実の絶妙な比率がうまくてどんどん引き込まれるし、長編なので読み応えがあります。

『子供たちが恐れているのは、自分が決して特別な存在ではなく、これまで地上に誕生してきた無数の生命のひとつに過ぎず、これまで存在してきた生命と同じように生まれて消えていく、という事実なのだ』

なんだかすごくわかりみがある文章では…??吸血鬼が存在する世界ならではの話ではなく、多分誰しもこの恐れって感じたことがあると思うし(作中ほど高尚なものではなくとも)いい大人なのに感情移入してしまった。

最後も恩田作品にしては尻切れとんぼ感は薄かったように思います。でも結局なんだったの?ってなる尻切れとんぼ感、嫌いじゃないんだ…

 

骨を彩る/彩瀬まる

十年前に妻を失うも、最近心揺れる女性に出会った津村。しかし罪悪感で喪失からの一歩を踏み出せずにいた。そんな中、遺された手帳に「だれもわかってくれない」という妻の言葉を見つけ……。彼女はどんな気持ちで死んでいったのか――。わからない、取り戻せない、どうしようもない。心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。

短編集だけどそれぞれ繋がっている的なやつでした。

シリアスな内容だけど文体が柔らかいのでず~んとすることなく読めました。彩瀬まる作品ははじめて読みましたが非常に美しい文体で日本語のすばらしさを再認識。

最後の話が物語の締めとして一番説得力があり、「骨を彩る」という意味がわかって泣いちゃった。その話も思春期の話ではあるので私がそういうのに弱い説。

自分にとっての当たり前が違う人と、どうやって付き合っていけばいいのか。関わりがない立場から強い言葉で介入しようとする愚かしさとか。考えさせられるお話で自分の中の視点がまた一つ増えたような気がします。

 

嚙み合わない会話と、ある過去について/辻村深月

あなたの「過去」は、大丈夫?
美しい「思い出」として記憶された日々――。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集!
大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていて――。
「ナベちゃんのヨメ」
国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」
人の心裏を鋭くあばく傑作短編集

こっちの短編集は続いてるわけじゃないけど内容としては傷つけられた!ないがしろにされた!という過去を持つ人たちと無意識の加害性の話で統一されています。

この無意識の加害性というのがね、悪気のないものなのでね。やはり人によって物事の捉え方は様々だし加害者と被害者(という区別は語弊があるけれど…)どちらの言い分もわかるなと思ってしまった。

どちらが正しいかと言われてもわからないし、悪意はないけど嫌なことされる不快感もわかっているし、だけど気にしすぎでは?と思えるような描写もたくさんあって…う~~~~~んとなり、読後感はもやもや。結論、人は人!自分は自分!と割り切りたいけど、読んだ後にはとてもじゃないけどそういうスタンスでいられないというか、ある程度そういう割り切りも必要だけど相手の気持ちを慮る姿勢を忘れるなよとなってしまうな…

 

以上!

 

自分だけのスヌーピーを作りに行った話

友人に誘われてスヌーピーミュージアムでやっているぬいぐるみワークショップに行ってきました。

世界で一つだけの自分だけのスヌーピーを作ることができるというスヌーピー好きにはたまらないワークショップです。

ミュージアム内のワークショップスペースで行います

参加者ができる工程としては、予め用意されたぬいぐるみの外側に綿をつめていく作業。毛並みを整える作業。好きなカラーのシャツとベルト(首輪)を選ぶこと。付属する巾着をデザインすること。

選べる種類はわりとたくさんあります

これが予め用意されているぬいぐるみの皮です

裏返すとこんな感じ!

詰める綿の量は自分で調節できるので、自分だけのオリジナリティーがだせます。

詰める綿の量が多いとハツラツとした感じのスヌーピーに。

詰める綿の量が少ないとくったり脱力系のスヌーピーに。

個人的には脱力系が好みだったので目指しましたが、綿が少ないと全体のバランスをとることが難しく、調節していたらそこそこふっくらしたスヌーピーができあがりました。

カワヨ!!!!

くったりとはいきませんでしたが、可愛くないですか??

いとしさしかない

ちなみにシャツはグレーを選びました。

見えませんが首輪はピンクです。

こういうフォトスポットもワークショップ内にあります。

シャツには好きな名前と日付を入れることができます!

友人作の子と

めっちゃかわい~~~~!!!!!!

友人の子の方は茶のお洋服で首輪は同じピンクです。

めちゃくちゃ綿を詰めていたので、私の子より手がピーンとなっています。

そして私の子の方が面長スタイル。

みんな違ってみんないいね。かわいいね。

 

ぬいぐるみに綿を詰めた後、ミュージムの方が縫い付けてくれるのですが、その間に付属の巾着のデザインをしました。

巾着の生地に自分の好きなようにスタンプしていくというもの。

センスがない我が巾着

スタンプのインクは黒と赤のみ。

私はバランスがとれなくて押しませんでしたが、チャーリーブラウンや仲間たちのスタンプもありました。

センスがある人はきっとすごくかわいいものが作れるでは…!!

 

ワークショップ参加は初めてでしたが、ミュージアムの方がとても優しく教えてくださったので、不器用マンだけどなんとかなりました。

最初は綿詰めるだけか~とちょっと思いましたがこれが意外に難しくて。

出来上がった子には愛着しかありません。可愛い。

その後はミュージアム見て(ワークショップ参加者はミュージアムを前売り料金で入場することができます)鬼のように写真を撮り、癒ししかない休日を過ごすことができました。

可愛い壁と映えた我がスヌ

面長だから横顔がかわいいね。

ひつじのショーンカフェにて

ミュージアムがある南町田グランベリーパークにはひつじのショーンカフェもありまして、帰りにそこでワッフルを食べてきました。

ミュージアムに併設されているピーナッツカフェもおしゃれで可愛いのですが、ショーンカフェも負けじと可愛いです!

メニューも内装も凝っていて、ご飯ものからデザートまで豊富なラインナップです。

おしゃれな空間ならピーナッツカフェ、可愛い空間ならショーンカフェ、といった感じでしょうか。

 

そして駅。

南町田はいろんなところにスヌーピーがいて最高なんだよなあ~!

巾着にイン

あらかわいい。

 

スヌーピー好き、ピーナッツ好きなら絶対楽しめる今回のワークショップ。

毎回かなり人気で予約が取り辛いですが、自分だけのスヌーピーに出会えるのはここだけだと思います。

何より自分の手を経て完成されたものってすごく愛着がわきます。

参加を迷われている方にはぜひおすすめしたいです!

 

疲れて家に帰ってきたとき、待っていてくれる世界で一匹だけのスヌーピー、プライスレス。

 

 

はじめてのブログ

はじめてのブログ。というのはうそで社会人になってからはじめて書くブログになります。

はじめまして。しろいみかんです。そろそろ社会人10年目になります。現時点で31歳都内近郊OLです。


最後にブログらしき日記を書いたのは多分大学2年生の頃で、その時はまだガラケーだった気がする。アルフーだかアルフィーだかなんかそんな名前の携帯レンタルブログサイトで、1画面に何記事も載るタイプのもの。一言日記みたいに使ってる子も多くて、思えばああいうのを使っていた子たちみんなTwitterに移行していった。携帯二次創作サイトでもたくさん使われていたイメージ。

あの頃ミクシイというSNSの流行が終わろうとしていて、フェイスブックTwitterが流行りだして、なんとなく長い文章(自分語り)を書くこともなくなってしまった。


今回ブログを書こうと思い至ったのは、自分があまりにも人に対して説明することが下手だと仕事や日常のあらゆる面で実感してしまったからです。頭で整理して理解したことを、人にうまく伝えられない。予想できないことを言われたときに、さっと返せる言葉が見つからない。

正直自分のこの弱点に社会人5年目くらいまで気づかなくて、(本当は新卒の就活の面接で全滅するくらい受け答えが下手だったのに気づかないフリをしていたのだと思う)ふと自分を客観視したときに大人なのにヤバい!…と思った時点で相当ヤバかったのだと思うけど、なんとなく克服しようと努力することも億劫であっという間に社会人10年目。人間力、仕事力という点では20代を棒に振ったと豪語できます。

30代だとあらゆる市場で手遅れだと言われることが多くて、怠惰な私はそれを言い訳にして努力から逃げていたんですけど、最近職場環境や人間関係がいろいろ変化してきていて、そういう外的要因があってようやくこうしてブログを書くという行動に移せました。


欲を言えば私の思ったことに対して見知らぬ誰か、同じような境遇の人が、ネットの海で私の書いた記事に共感してくれたりなどしたらうれしい。だけど、そこをモチベーションにしていたらすぐやめたくなってしまうとも思うので、誰かに読んでもらうためいうより日々の記録とか、思ったこととか、自分が読み返して「あああのときはこうだったなあ」と思えるようなブログにしていきたいです。